あんなことがなければ私たちは違ってたのかな
あれから約2ヶ月が過ぎ修学旅行前々日。

「よし!これで準備はOKかな?」

私はキャリーバッグの準備をしていた。
明日は修学旅行前日ということもあって、キャリーバッグの中身を確認するため、学校に持っていかなければならない。

「うぅ〜ん!疲れた。とうとうあさってには修学旅行かぁ〜楽しみだなぁ〜」

♪〜〜

(ん?誰?)

『明日ってキャリーいるよね?』

(雪乃か、今日確認してくるって!)

と少し笑ってしまった。

『そうだよ』

『ありがとう』

かのんは人気のアニメキャラがグットしているスタンプを送って画面を閉じた。

♪〜〜
(また?雪乃かな?)

「えぇ!?」

なんとメッセージを送ってきたのは翔だった。

(なんで?なんで?私になんの用だろう)

『明日荷物持ってくよな?』

『そうだよ!』

『OK!サンキュー!』

『全然いいよ』

『じゃ、また明日な!』

『うん。また、明日。』

『おやすみ』

『おやすみ』

かのんは翔との会話を振り返りながらベッドに横になった。
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