あんなことがなければ私たちは違ってたのかな
とうとう修学旅行前日。

ガラガラガラ

「おはよ〜かのん」

「雪乃おはよ〜」

「キャリーがあるだけで全然違うね。」

「そうだよね〜」

「雪乃〜かのん〜おはよ〜」

「朝からどうしたの?」

「汽車乗ってるときこいつのせいでもみくちゃにさせて最悪だったんだぁ〜」

「大変だったね」

「しんどいよ〜」

なんて朝から旅行あるあるを言っていた。



昼休みも終わり、とうとう5時間目になった。

『は〜い今から荷物チェックするよ。』

『は〜い!』


荷物チェックもいつもの6人が近くに座ってチェックした。


順調に進み、6時間目の半分くらいで終わったので、残り時間は行き先などみんなで最終確認をして終わった。

「明日から楽しみだな!」

「そうだね!」

「美味いもんいっぱい食おうぜ」

「あたりめぇ〜じゃん!」

「あんたたち私たちにもしっかり付き合ってよね!」

「そうだよ!私たちばかり付き合わないよ!」

「当たり前だろ?俺なにげに神社興味あるもん!」

(え?今天宮神社に興味あるって言ってくれた?めっちゃ嬉しい!)

「雪乃明日寝坊すんなよ?」

「それは、陽向でしょ?」

「陽向、図星言われてやんの!」

なんてみんなで笑いあってるうちに終わってしまった。
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