あんなことがなければ私たちは違ってたのかな
「じゃ今から行き先を決めますよ。」

『先生、行き先はどこなの?』

「京都です。」

『京都だって!京都ゆうたら、抹茶や金閣寺が有名どすよな〜』

なんて一部のクラスメイトは騒いでいた。

「はいはい、じゃ今からさっきの班になってどこを回るか決めてください。1日、2日目はクラス移動ですので3日目から4日目のお昼までは自由行動ですので自由行動の行き先を決めてくださいね。」

『はーい』

「かのんどこに行くぅ〜?」

「うぅ〜ん」

「食べ歩きも良いし、神社を回るのも良いよねぇ〜」

「お!食べ歩き良いなぁ〜」

「でしょ?」

みなみの提案にみんなのっていた。

「な?かのんもそう思わないか?」

「そ、そうだね!私も賛成。」

(天宮が急に話しかけて来るからびっくりした〜)

それを見守っていた4人はニヤニヤしながらみていた。

「かのん良かったね。話せたじゃん!」

「みなみのおかげだよ!ありがとう。」

「私、神社めぐりたいなぁ〜」

「お!良いじゃん!」

「でもなんで神社?」

「縁結びだよぉ〜」

「ちょ、ちょ、ちょ!雪乃っち縁結びって陽向はどうすんの?」

「せいや、あんたバカねぇ〜私じゃないわよ!」

「雪乃マジあせるからやめてくれよ。」

「じゃ、誰が縁結ぶんだよ?」

「それは翔には教えらんないなぁ〜」

「雪乃っちかのんのためでしょ?」

「せいか〜い」

「私のために良いの?」

「もちろんだよ。私たちはみんなあんたたちに結ばれて欲しいんだから。」

「みんなありがとう!」

私たちはこそこそ話しをしていた。
< 5 / 31 >

この作品をシェア

pagetop