アンハッピー・ウエディング〜後編〜
「これだけ自習ばっかりじゃ、学校来る意味ねーよな。臨時休校にしてくれよ」
と、雛堂もぼやいていた。
分かる。
授業やらねーんだったら、いっそもう休みにしてくれないかな。
「しかも、今日明日のことでは済まないんですよね。修学旅行が終わるまでですから…」
「来週いっぱいずっと…だな」
「もう休みで良いじゃん!」
本当それな。
今日だけでも一日暇過ぎたのに、来週いっぱい毎日こんな感じかよ。
皆で学校サボってやろうぜ。集団ストライキだ。
せめて、まともに授業をやってくれたらなぁ…。
余計なこと…何も考えずに済むのに。
「よし、こっそり漫画持ってきて、自習中に読もうぜ。多分バレねぇって」
「全くだな。…俺も内職でもしようかな」
「無駄じゃないですか?悠理さんは何をしてても多分、寿々花さんのことが頭を離れないと思いますよ」
やめろって。そんなことねぇよ。
「明日から土日休みだもんな。悠理兄さん、家に一人ぼっちで寂しくて泣いてんじゃねぇの?自分が遊びに行ってやろうか?」
「来なくて良いっつーの。誰が泣くか」
そう。今日は金曜日だから、明日から二日間お休み。
春から寿々花さんと一緒に暮らし始めて、初めて一人きりの週末を過ごすのである。
…何と言うか、非常に新鮮な気分である。
折角だから、いつもは出来ない家の大掃除をしよう。
寿々花さんがいないと、きっと捗るに違いない。
「ま、寂しかったらいつでも呼んでくれよ。すぐ駆けつけてやるから。…何なら無月院の姉さんのコスプレでもしてやろうか?」
「コスプレしてくれるなら、来年の女装コンテストで頼むよ」
来年の出場者は、雛堂と乙無で決まりだな。宜しく。
と、雛堂もぼやいていた。
分かる。
授業やらねーんだったら、いっそもう休みにしてくれないかな。
「しかも、今日明日のことでは済まないんですよね。修学旅行が終わるまでですから…」
「来週いっぱいずっと…だな」
「もう休みで良いじゃん!」
本当それな。
今日だけでも一日暇過ぎたのに、来週いっぱい毎日こんな感じかよ。
皆で学校サボってやろうぜ。集団ストライキだ。
せめて、まともに授業をやってくれたらなぁ…。
余計なこと…何も考えずに済むのに。
「よし、こっそり漫画持ってきて、自習中に読もうぜ。多分バレねぇって」
「全くだな。…俺も内職でもしようかな」
「無駄じゃないですか?悠理さんは何をしてても多分、寿々花さんのことが頭を離れないと思いますよ」
やめろって。そんなことねぇよ。
「明日から土日休みだもんな。悠理兄さん、家に一人ぼっちで寂しくて泣いてんじゃねぇの?自分が遊びに行ってやろうか?」
「来なくて良いっつーの。誰が泣くか」
そう。今日は金曜日だから、明日から二日間お休み。
春から寿々花さんと一緒に暮らし始めて、初めて一人きりの週末を過ごすのである。
…何と言うか、非常に新鮮な気分である。
折角だから、いつもは出来ない家の大掃除をしよう。
寿々花さんがいないと、きっと捗るに違いない。
「ま、寂しかったらいつでも呼んでくれよ。すぐ駆けつけてやるから。…何なら無月院の姉さんのコスプレでもしてやろうか?」
「コスプレしてくれるなら、来年の女装コンテストで頼むよ」
来年の出場者は、雛堂と乙無で決まりだな。宜しく。