アンハッピー・ウエディング〜後編〜
最初にこの家に来た時は、どんなに不幸せな毎日が待ってるかと、うんざりしていたんだけどな。

蓋を開けてみたら、入っていたのは。

とても大切で、宝石のようにキラキラ輝く、小さな幸せの形。




「あのね、あのね悠理君。昨日ね、すごーく面白い夢見たんだよー」

「ほう…。どんな夢だったんだ?」

「えっとねー、私と悠理君にそっくりな人が、魔法使いになって神様と戦う夢!」

「…乙無みたいな夢見てんな…」





願わくば。

こんな幸福な毎日がこれからもずっと、いつまでも続きますように。























END
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