アンハッピー・ウエディング〜後編〜
…しっかし、何で風邪なんか引いたんだろうな。
夏風邪だぞ?馬鹿が引くって言う夏風邪。
つまり、俺が馬鹿だったってことじゃないか。
何が悪かったのか。別に風邪を引くようなことは何も…。
…と、思って最近の自分の行動を思い出してみたら。
そういや、学校が暑いからって、極端にエアコンの温度を下げてみたり。
氷をたっぷり入れた、冷たいアイスコーヒーをがぶ飲みしたり。
ついでに、アイスクリームも食べてたっけ…。
外と家の中の寒暖差があまりに激しくて、そのギャップに身体がついていかなかったのかも。
ただでさえ、二学期始まったばかりで、まだ身体が学校生活に慣れてなかったから。
あとは…単に夏バテ。
色々な要因が組み合わさって、今のみっともない姿が出来上がったと。
…そういうことなのかもしれない。
いずれにしても、情けないことに変わりない。
どうすんだよ。今日…洗濯も掃除もしてないし。
せめて、夕飯作るくらいはしようかな…。
…と思いながら、うつらうつらしていると。
玄関の方から、誰かが帰ってくる音がした。
時計を見てみたら、時刻は既に放課後の時間になっていた。
あぁ…寿々花さん、帰ってきたのか…。
…じゃ、そろそろ起きないとな…。
俺はのろのろと、緩慢な動きでベッドから起き上がた。
…あー。まだ頭ふらふらする…。
熱下がってないのかな…。体温計、何処にやったっけ。
そもそも、この家体温計なんかあったかな…。
普段はなくても全く困らないけど、いざというとき家になかったら困るものの筆頭だよな。体温計。
買いに行きたくても、具合悪くて容易に買いに行けないし。
まぁ良いや。
さっき病院で薬もらったし、明日の朝までには熱下がるだろ。
「寿々花さん…お帰り」
「あれ?悠理君が先に帰ってる…珍しいね」
リビングに行くと、丁度寿々花さんが帰ってきて、学生鞄をテーブルの上に置こうとしているところだった。
「あぁ…。今日、早退して帰ってきたから…」
「…悠理君、声がガラガラになってるよ」
「…」
だよな?やっぱり。
自分でもそう思う。
喉いったいんだもん。仕方ないだろ。
「それに、朝より顔が赤くなってる…。…はっ、もしかして」
は?
「悠理君、お熱あるんじゃない?」
…見破られたか。
まぁ、そりゃそうなるよな。
ふらふらだし、頭もボッサボサだし、声もガラガラ。
何処からどう見ても、見紛うことなく病人だよ。
夏風邪だぞ?馬鹿が引くって言う夏風邪。
つまり、俺が馬鹿だったってことじゃないか。
何が悪かったのか。別に風邪を引くようなことは何も…。
…と、思って最近の自分の行動を思い出してみたら。
そういや、学校が暑いからって、極端にエアコンの温度を下げてみたり。
氷をたっぷり入れた、冷たいアイスコーヒーをがぶ飲みしたり。
ついでに、アイスクリームも食べてたっけ…。
外と家の中の寒暖差があまりに激しくて、そのギャップに身体がついていかなかったのかも。
ただでさえ、二学期始まったばかりで、まだ身体が学校生活に慣れてなかったから。
あとは…単に夏バテ。
色々な要因が組み合わさって、今のみっともない姿が出来上がったと。
…そういうことなのかもしれない。
いずれにしても、情けないことに変わりない。
どうすんだよ。今日…洗濯も掃除もしてないし。
せめて、夕飯作るくらいはしようかな…。
…と思いながら、うつらうつらしていると。
玄関の方から、誰かが帰ってくる音がした。
時計を見てみたら、時刻は既に放課後の時間になっていた。
あぁ…寿々花さん、帰ってきたのか…。
…じゃ、そろそろ起きないとな…。
俺はのろのろと、緩慢な動きでベッドから起き上がた。
…あー。まだ頭ふらふらする…。
熱下がってないのかな…。体温計、何処にやったっけ。
そもそも、この家体温計なんかあったかな…。
普段はなくても全く困らないけど、いざというとき家になかったら困るものの筆頭だよな。体温計。
買いに行きたくても、具合悪くて容易に買いに行けないし。
まぁ良いや。
さっき病院で薬もらったし、明日の朝までには熱下がるだろ。
「寿々花さん…お帰り」
「あれ?悠理君が先に帰ってる…珍しいね」
リビングに行くと、丁度寿々花さんが帰ってきて、学生鞄をテーブルの上に置こうとしているところだった。
「あぁ…。今日、早退して帰ってきたから…」
「…悠理君、声がガラガラになってるよ」
「…」
だよな?やっぱり。
自分でもそう思う。
喉いったいんだもん。仕方ないだろ。
「それに、朝より顔が赤くなってる…。…はっ、もしかして」
は?
「悠理君、お熱あるんじゃない?」
…見破られたか。
まぁ、そりゃそうなるよな。
ふらふらだし、頭もボッサボサだし、声もガラガラ。
何処からどう見ても、見紛うことなく病人だよ。