ずるいよ、先生。
doting.1

いつもの生活 茜side

茜side


「、、、眠い、、、」


夜勤明けとは地獄である。でも、夜勤は当たり前。それが医療に関わる人々の〝常識〟に近いものだった。


22歳の時に看護学校を卒業して早3年。25歳になっていた、、、。


「おはよー。茜、チェンジだよ?」


ハイテンションな同期の看護師の桃花がやってきた。、、、早番か、、、。


夜勤よりはマシな気がする。


「、、、新婚になるとやる気って出るもんなの?」


結婚2か月の桃花に嫌味半分で聞いてみる。


こっちは疲れてるんですよ。


恋愛なんて仕事忙しすぎて全然できない、、というか出会いがないし。


「出るよ?」

あー、、、そうなんですねー。


25にもなって結婚どころか彼氏の一人二人もいない私が異常なのか何なのかは不明だとして、、、。
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