ずるいよ、先生。
ま、気のせいだよね?






そう思って私はいつも通りに過ごした。






、、、そんな私を恨むことになるとは知らずに―。





















翌朝。





「ニャー」





またまたディルの強烈アタックで目が覚める、、、はずだった。





強烈アタックよりも前に体の異変に気付く。





「ん、、、、」





なにこれ、、、体が重すぎじゃない?





体の異変に気付き、とりあいず重々しい体を持ち上げてリビングに向かう。





戸棚をあさって体温計をとる。





大体こういうときの感って当たっちゃうんだよね、、、看護師の職業上、、、ね。





でも今日は外来補助だから行かなきゃいけないし何より早く小児科の仕事を覚えたい。





―ピピピピ





そんなことを考えていたら体温計が音を立てる。





『38度3』






そんな文字を見たら余計頭が痛くなってきた。
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