愛 need You !![短編]
1.気にして下さい
☆
コイツは常識をもっていないのだろうか?
『それ、誘ってんの?
じゃあご期待に添えて。』
逃げようとしたがもう遅い。
ヤツの舌が私の舌を捕らえた。
クチュ
ピチャ
『‥んっ‥‥ふぁ‥』
水音をたてながらの激しくも甘いキスに
腰がぬけそうになる。
『あれ〜?サエちゃん、もう腰砕け?』
熱い唇が離れ、耳元で囁かれた。
本当にコイツは‥‥っ
『ここ、どこだと思ってんのよ!』
『んー‥オレとサエの愛の巣?』
『〜っ!バカ!教室だよ!
人前なんだからそういうの気にしてよ!』
『でもさ、それはサエのせいでしょ?』
そう言って顔を近づけるコイツは
確 信 犯
『教室だって街中だって気にしてられねえよ。』
それに反論しようとした私を
悪魔の微笑みで軽くかわす。
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