拷問ASMRー恐怖の音当てクイズー
「9! 8! 7! 6!」
「5! 4! 3!」
2! 1! スタート!!
全員の掛け声が重なってついに10万円獲得のための動画が始まった。
由佳の目が好奇心でキラキラと輝き始める。
まず画面に写ったのは誰かの腰辺りだった。
顔は映さずに動画配信するタイピの人みたいだ。
胴回りしか写っていないし、ダボッとした分厚い服を着ているようで、それが女性か男性かもよくわからない。
それでも、動画配信者がどんな人物かなんて4人にとっては関係なかった。
興味があるのは10万円をゲットできるゲームなのだから。
配信者はまず視聴してくれている全員へと挨拶を始めた。
当たり障りのない挨拶だけれど、ボイスチェンジャーを使っているようで、性別の判別もつかないままだ。
「いいねぇ、こういうの。ワクワクしちゃう」
和美が両手を握りしめて画面を食い入るように見つめている。
配信者が醸し出しているちょっと怖いような、不思議な雰囲気が好きみたいだ。
「5! 4! 3!」
2! 1! スタート!!
全員の掛け声が重なってついに10万円獲得のための動画が始まった。
由佳の目が好奇心でキラキラと輝き始める。
まず画面に写ったのは誰かの腰辺りだった。
顔は映さずに動画配信するタイピの人みたいだ。
胴回りしか写っていないし、ダボッとした分厚い服を着ているようで、それが女性か男性かもよくわからない。
それでも、動画配信者がどんな人物かなんて4人にとっては関係なかった。
興味があるのは10万円をゲットできるゲームなのだから。
配信者はまず視聴してくれている全員へと挨拶を始めた。
当たり障りのない挨拶だけれど、ボイスチェンジャーを使っているようで、性別の判別もつかないままだ。
「いいねぇ、こういうの。ワクワクしちゃう」
和美が両手を握りしめて画面を食い入るように見つめている。
配信者が醸し出しているちょっと怖いような、不思議な雰囲気が好きみたいだ。