【短編】私とあなた
「あ…。」
誰…?この子。
流里と隆介と私と…
もう1人隆介の横に寄り添うように立っている女の子。
見知らぬ女の子。
その時…
「りゅーすけー!!!」
遠くから透き通った声だけど、
どこかしら太い声が遠くから聞こえた。
「はぁはぁ…」
息が荒れながら近づいてきたのは、
隆介の友達だと言う、昇だった。
「あ、栞ちゃん?隆介から話しは聞いてるよ。よろしくね」
「こちらこそ♪」
「あ、アド教えてよ!これから仲良くしようねぇ!」
私はチラッと隆介を見た。
すると…
「あ、俺は別にいいよ。」
そう言った。
「じゃぁ、交換しよ。」
そう言われて私たちはアドレス交換をした。
「ねぇ~栞ちゃん、話があるんだけど。」
ちょっとモジモジして言ってきた。
私たちは席を外した。
「ん?どうしたの?」