【短】「花火を背にした少女」
本人には言えない不満を心の中で吐き出して、悪態をつくことでフラストレーションを解消する。
床に差した月明かり、私だったらより幻想的に写真に収めたのに。
見たままを写真にすることがどれだけ難しいか、さらに魅力を深めるのがどれだけ神業か、絵翔は知ってるの!?
「…月明かり…」
ぽそりと呟くと、頭に閃きが降りてくる。
私にとってカメラは、絵翔の絵を収めるためのものだったけど…。
これなら、私にも描ける!
バッと起き上がって、にんまり笑みを浮かべた。
そうと決まれば、早速研究しなきゃ。
一度きりのチャンス、失敗は許されないんだから。
床に差した月明かり、私だったらより幻想的に写真に収めたのに。
見たままを写真にすることがどれだけ難しいか、さらに魅力を深めるのがどれだけ神業か、絵翔は知ってるの!?
「…月明かり…」
ぽそりと呟くと、頭に閃きが降りてくる。
私にとってカメラは、絵翔の絵を収めるためのものだったけど…。
これなら、私にも描ける!
バッと起き上がって、にんまり笑みを浮かべた。
そうと決まれば、早速研究しなきゃ。
一度きりのチャンス、失敗は許されないんだから。