青白磁のエンドロール





『〇〇ちゃんの進級テスト、〇〇日にお願いします』

 タオルドライしただけの髪の毛は濡れたまま、置いてあるメモの文字はちせだと思う。

 おそらく、月末に行われる進級テストに出席できないのだろう。事前に行いたいのか。

 狭い事務所には、大きな楕円テーブルが一つ。

 囲むように五つの椅子があって、その一つが自分の席。要するに、個別のデスクがないくらい小さな造りなのだ。





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