青白磁のエンドロール





 意識が久しいやり取りから抜け出して、違うものへと飛び跳ねた。

「大学の時サークルに入ってただけで、初歩的な、ですよ」

 言いながら笑うその声に、次は上げた顔を左へ向けると、ビックリする人物が笑っていて、数秒彼女を見た後に、視線を外し再びスマホに落とす。

 あれは……。

 違うんじゃ……いや、多分そう。

 ていうか……な。





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