青白磁のエンドロール

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　同じクラスの守保　ちせは大人しい性格なのに、誰もが目を惹くような外見をしていた。

　肩までの癖のない綺麗な黒髪、大きな二重の瞳がガラス玉のように、遠い場所を見ている。きめの細かい白い肌に、輪郭はハッキリしているのに、ふっくら丸みのある頬。小さな唇はリップを塗ったようなピンク色。

　スッピンのはずなのに、メイクをしているようにも見える、そういう特別に整った容姿をしていた。

　そんな守保には、ワタシモリという友達がいて、同じく大人しいワタシモリもまた、どこか人形のようにも見える端正な顔立ちで、サラサラの長い髪の毛は、きっと他の女子たちに羨まれていただろう。