青白磁のエンドロール
「あー……じゃ、今から、選び行く? この後、何か予定ある?」
「……今から?」
思わぬ提案にちょっと驚くと、青鷹君はすぐに無理ならって引こうとしたが、予定など何もない。寧ろ今の流れの方が、サラッと決められる。
「行こっか。運転して行って、スーパーで合流しよう」
「そうしよ、喜んでもらえたらって思ってたのに、逆に気を使わせてしまって申し訳ない」
「えぇなんで、渡してくれたのに謝らないで」
アイスブームじゃなかったら、渡されるのは違う人だったかな。