青白磁のエンドロール




 ──『3─4 守保 ち』

 見えたのはここまで、印字された黒文字がぐにゃりと歪んでいて、脳内に同じ三年四組、クラスメイトの守保 ちせがすぐに浮かんだ。

 三年四組の守保 ち。いや、あの守保 ちせしか考えられない。

 え、どういうこと?

 なんでここにあんの。

 忘れ物?

 いや、水泳部の男子ロッカーに?




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