青白磁のエンドロール






 青鷹君との関わりが続く限り、一緒にコバさんも付き纏う。……苦手だな、怖くて……面倒だ。言わないだけで、普通に、傷つくよ。

 自分の在り方自体を完全否定された後に、コバさんは泣き出した。

 どうしてそっちが泣くの?

 辺りの生徒たちがチラチラこっちを見ている。私が、コバさんを泣かせているのだ。

 友達が多く慕われているコバさんの、明るい性格や人懐っこさ、良いなって思う。気持ちを真正面から伝えれるのだって、彼女の長所だ。

 ただ、自分と合わないだけ。

 青鷹君が疲れてる、から始まり長い時間を経て、コバさんと食堂で別れた。







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