青白磁のエンドロール







 そして横の車道をスーッとバスが軽やかに自分たちを追い抜くと、青鷹君が更に大きく笑って、私の腕を引っ張って歩いた。

「バスに乗れば良かった」

「言うと思った、ほらもう着くよ」

「青鷹君、楽しそう」

「そりゃ楽しいよ、え、楽しくない?」

「……めちゃくちゃ楽しい」

「だよな」

「ね」






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