青白磁のエンドロール
青鷹君に引っ張られ、無事にお城の下まで辿り着くと、お土産屋さんに食べ歩きができる屋台がいっぱい待っていた。それに何だろう、お城に近付くにつれて、ショーがあっているようなマイクの音が聞こえる。
「青鷹君、奥であってるの見たい。先に行ってもいい?」
「行こ、時代劇っぽい口調だし、何だろう?」
L県の観光名所、日曜日だし人も多い。流れに乗って歩いた先のステージに辿り着くと、武将姿の男性たちが日本刀でパフォーマンスを行っていた。
音楽に合わせて、ダンスを組み合わせたキレのある剣術を披露する、L県で有名な戦国武将たちのようだ。