青白磁のエンドロール
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頭痛のするどんよりした寝起き、ホテル一階の朝食バイキングに行かず、ギリギリの時間に講習を受けに行った。
同じジャージを着た社員が150名以上もいるから、パッとちせを見つけれるはずもなく、できればもう姿を確かめたくないのが正直な気持ちである。
この会場のどこかで、ちせは笑っている。
俺がいるって、知らないんだろうな。
分かった所で何もないけど、あっちだって自分のことを認識したくないはず。
ちせに意識を引っ張られてはいけない。この場には、ちせを避けに来たわけじゃない。