青白磁のエンドロール




 時期に暗くなった部屋で、プロジェクションマッピングを見ながらメモを取る。講義受けるだけ、終わったらさっさと帰ろう。

 大学でも続けた水泳。選手としての華々しい活躍もなく、やっぱり自分はダメなのか。一生懸命頑張ったって、どうにもならないこともあったのに、最終的に泳ぎを生かせる職に就くことができた。

 一瞬、何で入社してしまったんだろうって、こんな馬鹿なことも考えたがこれじゃあ罰が当たる。




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