青白磁のエンドロール





 折り紙のカエルの付いた首飾りを得意げに自慢する男の子に、良いねぇ! と笑って送り出す。

 元々大人しい性格で、今でも根本的な性格は変わらずとも、人と接する職業はクレームが付きものでも、案外自分に合っているのかな、とも感じていた。

 仕事と割り切ると、ニコニコ笑顔で話す時の方がずっと楽なこともある。

 お昼過ぎに園児の子が来て、終わり次第小学生の子たちの授業が二つ、クラスも複数だし、曜日によってフロントは戦場と化するんだ。





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