青白磁のエンドロール




「行くけどさぁ、新しい先生なの?」

 尋ねながら離れない子に、南浦 青鷹はそうだよって見たことのないような笑顔で話をする。

 本当にこの人があの彼なのか、目を疑いたくなるような対応に心底驚いた。

「明後日から、宜しくね」

 ビックリするような明るさ、手を振りながら子供を見送り、二人残されると益々どんな顔をして良いのか分からなくなった。

 間違いない……けれど、なんか……めちゃくちゃ……キャラ変わった?

 え。高校の頃と全然違う。





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