青白磁のエンドロール
でも、青鷹君は怖くなかったし、ずっと自分の気持ちに寄り添ってくれていたんだと思う。
私が首を振って事実を他に打ち明けれなかったから、青鷹君も一緒に背負わざるを得なくなったのに、彼が自分に冷たくしたことなど一度もなかった。
嫌いだったわけじゃない。
最初から最後まで、感謝をしていた。
この鉛色の校舎から出たら、重しもシュッと溶けて青鷹君は解放されるはず。
それに、あの時──
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