アラフィフ・ララバイ
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「そうそう、見えないのよねぇ。私なんか、家でいる時ずっと老眼かけっぱなしよ」
「そんなもんですかね」
「まだ内田ちゃんはましな方。そのまま老眼なしでがんばれば、本当に老眼克服できるかもよぉ」
私、内田 典江のことを【内田ちゃん】と呼ぶのは、パート先の尊敬して止まない先輩、池端 詩織さんだ。
詩織さんは、私よりも十歳年上の六十歳。
でも、いつも若々しくて、きれいにしていて、全く六十には見えない。
五年前、パートで採用された私は、この日之出スーパーで品出しの仕事をしている。
ここにいる人たちは、ほぼ私と同世代かそれよりも先輩。
先輩方からのありがたい情報は、全て私の人生の糧にさせてもらっている。
ここにいると本当に感じるんだよね、年齢を重ねるのは決して悪いことではないと。
年の功とはよく言ったもんだって。
「そうそう、見えないのよねぇ。私なんか、家でいる時ずっと老眼かけっぱなしよ」
「そんなもんですかね」
「まだ内田ちゃんはましな方。そのまま老眼なしでがんばれば、本当に老眼克服できるかもよぉ」
私、内田 典江のことを【内田ちゃん】と呼ぶのは、パート先の尊敬して止まない先輩、池端 詩織さんだ。
詩織さんは、私よりも十歳年上の六十歳。
でも、いつも若々しくて、きれいにしていて、全く六十には見えない。
五年前、パートで採用された私は、この日之出スーパーで品出しの仕事をしている。
ここにいる人たちは、ほぼ私と同世代かそれよりも先輩。
先輩方からのありがたい情報は、全て私の人生の糧にさせてもらっている。
ここにいると本当に感じるんだよね、年齢を重ねるのは決して悪いことではないと。
年の功とはよく言ったもんだって。