キス、しよっか?
しかも、
正反対過ぎるぐらい、成績が真逆だから。
毎回っ、毎回っ、黒板に行くのが、
恥ずかしくなるぐらい私は分からないのにっ‼︎
村主くんは、サラッと解いちゃうし。
ほんと...............同じ人間なの?って思っちゃう。
「.....................っ、」
..................って!!私解けてないじゃん!
村主くんは席に戻ったのに。
チョークを持ったはいいものの。
何も書けてない私........................っ。
これだから、
国語の授業も、久門先生も嫌いだ。
分からなさすぎて、
つい目をうるうるさせていると.........
「で?小栗、まだ解けないのか?」
腕を組んでそう尋ねてくる久門先生。
そんな久門先生に。
「............っ、分かりません」
私はそう答えることしか出来なかった.........