キス、しよっか?
***
時は流れて、あっという間に放課後。
「結音ってば、〝また〟まとめられてたね〜」
〝また〟を強調して言って、
私の隣で、笑っているのは。
小学校の時からの同級生で親友の、
川島杏里ちゃん。
私なんかと違って、そこそこ頭良いし。
特に........................
なぜか国語の成績が1番良い杏里ちゃん。
「杏里ちゃんってば、笑いごとじゃないよ‼︎
これだから、国語も久門先生も嫌い〜!」
「あははっ、でもさ、
しっ、久門先生って、結構人気あるんだよ?」
私の言葉に、
苦笑いしながら教えてくれる杏里ちゃん。