- 作品番号
- 1707596
- 最終更新
- 2023/09/30
- 総文字数
- 38,402
- ページ数
- 34ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 120,146
- いいね数
- 106
- ランクイン履歴
-
ファンタジー(総合)15位(2023/10/07)
恋愛ファンタジー13位(2023/10/07)
子爵令嬢であるアノテラには、婚約者がいた。
しかしある日、彼女は婚約破棄を告げられた。婚約者には他に好きな女性がいたのだ。
その女性の婚約者である伯爵令息のラルードもその場にいた。そして彼も、アノテラと同じように婚約破棄を告げられたのである。
婚約者を失った二人は、途方に暮れていた。
これからどうしていくべきか、それを必死に考えていたのである。
「どこかに誰かいい人がいればいいんですけどね……」
「……もしもよろしかったら」
「はい?」
「もしもよろしかったら、私なんてどうですか?」
アノテラが何気なく発したその一言によって、二人は婚約することになった。
しかしアノテラは念のため、ラルードとの結婚には契約書を作っておくことにした。先の失敗を活かして、できるだけ不利益を出さないようにしたのである。
しかし結果として、その契約書はそれ程必要ではなかった。
ラルードは極めて紳士的であり、アノテラとも気が合ったのだ。
そんな二人が幸せな生活を送っていると、とある知らせが届いた。
かつての二人の婚約者達が、破局したのである。どうやら、元婚約者達の間には大きな溝ができてしまったらしい。
※この作品は「アルファポリス」「テラーノベル」にも掲載しています。
しかしある日、彼女は婚約破棄を告げられた。婚約者には他に好きな女性がいたのだ。
その女性の婚約者である伯爵令息のラルードもその場にいた。そして彼も、アノテラと同じように婚約破棄を告げられたのである。
婚約者を失った二人は、途方に暮れていた。
これからどうしていくべきか、それを必死に考えていたのである。
「どこかに誰かいい人がいればいいんですけどね……」
「……もしもよろしかったら」
「はい?」
「もしもよろしかったら、私なんてどうですか?」
アノテラが何気なく発したその一言によって、二人は婚約することになった。
しかしアノテラは念のため、ラルードとの結婚には契約書を作っておくことにした。先の失敗を活かして、できるだけ不利益を出さないようにしたのである。
しかし結果として、その契約書はそれ程必要ではなかった。
ラルードは極めて紳士的であり、アノテラとも気が合ったのだ。
そんな二人が幸せな生活を送っていると、とある知らせが届いた。
かつての二人の婚約者達が、破局したのである。どうやら、元婚約者達の間には大きな溝ができてしまったらしい。
※この作品は「アルファポリス」「テラーノベル」にも掲載しています。
目次
-
- 1.見知らぬ人
- 2.二人同時に
- 3.それぞれの相手
- 4.何気ない提案
- 5.困惑する両親
- 6.契約結婚の申し出
- 7.気が合う人
- 8.父と母の評価
- 9.燃え上がらない心(モブ視点)
- 10.生まれる不和(モブ視点)
- 11.彼の両親
- 12.円満な家族
- 13.兄弟について
- 14.降り出した雨
- 15.父との軋轢(モブ視点)
- 16.泊まることになって
- 17.派手な部屋
- 18.称賛の言葉
- 19.大胆な選択(モブ視点)
- 20.山の中の家(モブ視点)
- 21.止まない雨
- 22.登山の経験
- 23.無力な人間
- 24.激しい雨漏り(モブ視点)
- 25.おかしな双子
- 26.双子とのお出かけ
- 27.双子の涙
- 28.これからの時間を
- 29.山から下りて(モブ視点)
- 30.余計な帰還(モブ視点)
- 31.寛大な人
- 32.かつての婚約者は
- 33.追い込まれて(モブ視点)
- 34.円満な結婚生活
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