不運な令嬢の、二度目の恋。



「それに、お祖母様は旧財閥家を嫌っているから」

「そうなんだ、梨菜って本当めんどくさいね」



 この時は、まだ見てるだけで嬉しくて楽しくて学生時代の一時の夢にしようと思っていた。

 だけど、学校の行事で進路について考える場の大学見学で私は初めて対面する。


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