不運な令嬢の、二度目の恋。
「君に相応しくなる。どれだけ時間がかかっても、君しかいらないんだ」
「私も、優吾さんしかいません。お祖母様を説得してみせます」
お祖母様を説得する、それはとても大変なことでとても怖いことだった。
当時、梅ヶ溪家の権力を握っているのは父ではなく祖母。父でも敵わない相手に私が説得できるはずもなく……私は、優吾さんとも別れさせられて大学も諦めさせられ監禁されることとなる。
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