不運な令嬢の、二度目の恋。
「……ねぇ、俺はさ、君のことを忘れたことなんて一度もない。君を、今でも愛している」
彼は私の頬に手を当てるとキスを落とす。私はいまだに、彼とキスをしているのが信じられない。
私は都合のいい夢を見ているんじゃないかと、彼にキスをされている現在も言えてないけど想っているのだから。
もしこれが夢なら、どうか醒めないでほしい。どうか、これが夢じゃありませんようにと願いながら私はキスを受け入れると優吾さんから与えられる快楽の波にのまれ溺れていった。