不運な令嬢の、二度目の恋。



 部屋から出て執事と共に父のいる書斎に向かう。久しぶりの廊下は広くて明るくて少し怖い気持ちを抱えながら私はドアの前まで到着した。

 執事がノックをして部屋の中から返事が聞こえて私は「失礼します」と言い部屋へと入った。

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