妹に彼氏を寝取られ傷心していた地味女の私がナンパしてきた年下イケメンと一夜を共にしたら、驚く程に甘い溺愛が待っていました【完】
「ふーん? 亜夢は優しくされるより強引に攻められる方が好きなんだ? そっかぁ~。それじゃあ、お望み通りに――」

 ニヤリと不敵な笑みを浮かべた百瀬くんは言いながら私の身体をベッドへ押し倒すと、

「強引にいかせてもらおうかな? 止めてって言っても、止めないからね」

 両手首を押さえ付けるよう私の上に覆いかぶさり、そのまま唇を塞いできた。

「――ッん、……ふぅ、……んぁ、」

 そして、間髪入れずに唇を舌で舐めるように這わせてくると、そのまま口内に舌を侵入させてきて、今度は歯列をなぞるように舐めてきた。

 舌を絡ませてくるのとはまた違った感覚にゾクリと身体が震えてくる。

「亜夢は本当、エッチだよね? キスだけでそんなに気持ちよさそうな表情してさ」
「……そんな、こと……」
「無いって? 嘘だね。気持ち良いからそういう蕩けた表情してるんでしょ? 凄くそそられる。もっと虐めたいって思う。亜夢も、それを期待してるでしょ?」
「――っんん!」

 再び唇を奪われ、すぐに口内へ舌を割入れられると、今度は舌を絡めながら右手首を解放すると、空いた右手で耳朶を触り、そのまま撫でるように刺激してくる。

「っふぁ、……っん、はぁ、んッ」

 耳が弱い私にとって耳朶に舌を這わせられるのは勿論、触れられて刺激を与えられるのも駄目で、すぐに反応してしまう。

 そして、百瀬くんの右手はそのまま頬や顎を伝って首筋へと下がっていき、鎖骨をなぞるように指を滑らせ、肩辺りに指を持って来たと思った刹那、ベビードールの肩紐をするりと下げていく。

「俺の為に可愛い下着着てくれたのは嬉しいけど、これはそろそろ脱いでもらおうかな? また今度、着てね」

 そしてそう言いながらフロント部分にあるホックを外した百瀬くんは私の身体を抱き起こしながらベビードールを脱がせてきた。
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