世界を救わなくったって
どうやったら、そんな解釈になるんだ?
「王様の子供を好きになったことが、一度も無いんだが」
「……え?」
テイルの目が大きく開かれる。
「だって、私に魔王を倒されたの、すっごく悔しがってたじゃん!」
「テイルが王様の子供と結婚すると思ってたから」
「なんで?私、オネストのこと好きじゃないよ」
「えっ」
「えっ」
…………。
少し、考えよう。
テイルは王様の子供を好きじゃないし、王様の子供と結婚する気はない。
じゃあ、本当に「俺を王様の子供と結婚させないため」に、魔王を討伐したってことになる。
……ムンターさんの言ってたことって、これのことか!!
「ふっ、あははっ」
今までの勘違いに気付いて、笑ってしまった。
「何何?なんで笑ってるの?」
テイルが不思議そうに俺を見る。
「自分のバカさ加減に笑ってる」
あー、もう。
本当にバカだなぁ。
明日、ムンターさんにお礼を言おう。
「王様の子供を好きになったことが、一度も無いんだが」
「……え?」
テイルの目が大きく開かれる。
「だって、私に魔王を倒されたの、すっごく悔しがってたじゃん!」
「テイルが王様の子供と結婚すると思ってたから」
「なんで?私、オネストのこと好きじゃないよ」
「えっ」
「えっ」
…………。
少し、考えよう。
テイルは王様の子供を好きじゃないし、王様の子供と結婚する気はない。
じゃあ、本当に「俺を王様の子供と結婚させないため」に、魔王を討伐したってことになる。
……ムンターさんの言ってたことって、これのことか!!
「ふっ、あははっ」
今までの勘違いに気付いて、笑ってしまった。
「何何?なんで笑ってるの?」
テイルが不思議そうに俺を見る。
「自分のバカさ加減に笑ってる」
あー、もう。
本当にバカだなぁ。
明日、ムンターさんにお礼を言おう。