【短編】私、彼女失格です!?
そう言って鞄を片手に、にこにこという効果音がつきそうに笑っているのが私の友達の
高橋柚乃(たかはし ゆずの)。
基本的にやんわりしていてマイペース。
たけど頼りになる人だ。
私は「ゆず」と呼んでいる。

「ゆず、また国語で寝そうになったの?わかるけど、ねちゃダメだよ。」

「わかってるって!あいちゃんの鞄もとっておいたから。はい。」

ゆずが私の鞄を私の机に置いた。

私がお礼を言うとゆずは「感謝しな!」と言って席に戻っていった。
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