【短編】私、彼女失格です!?
ゆずといつもの交差点で別れた後の帰り道、私はすぐに近くの公園を覗いた。

するとベンチに男子の人影が見えた。

口元が思わず緩む。

実はこれからの時間が結構楽しみだったりする。ゆずには内緒だけど。

「優(ゆう)。」

私が近づいてそう言うと、彼が振り返った。

「藍華。」

そう、私の名前を呼んで公園から出て来た男子は
飯島優(いいじま ゆう)
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