青春

寝れない原因










また、やってしまった、、、
午前7時爽やかな朝に1人頭を抱える俺

たまに、イライラが募ると俺は無心で朝まで絵を描いてしまう癖があり、本当に直さないといけないと思いながらなかなか直せずにいる。

夜寝てないので、 授業中に寝てしまうのだ
もちろんつまらなくて、寝不足でなくても寝てしまいそうな内容ではあるが、

そのせいでよく先生に怒られる


そろそろ本当に直さなければいけない
その為には俺のイライラを収める方法を探すしかない
それが見つからずに悶えている
まずなぜ俺がこんなにイライラしてるのかというとだ


大いなる1番の原因は俺の親友である
こいつが俺にくれるストレスと比べると他のストレスが可愛く思えてくるくらい
主にこいつが原因だ

そう俺の親友ことハンジソン
クオッカみたいな見た目をしながらもオールマイティで色々なことをそつなくこなす(運動は例外である)
よく喋り、笑い、ふざけるのでグループの中でムードメーカーの役割をしている

初めはなかなかよく喧嘩をしていたが、よく喧嘩した分仲良くなれたと思う
今では親友と呼べるほどに

別に嫌いじゃないのだ
どちらかというなら好きな方に入る
良い奴なのだ
気さくで話しやすく、どんなに小さな事も拾って話を広げてくれて、気まづい雰囲気が流れるとふざけておっちゃらけて場の雰囲気を和ましてくれる、辛い時はなんなら本人より泣いて気持ちに寄り添ってくれる良い奴なのだ


だが、それとこれは別である


そんなあいつはみんなと仲が良く、クラス内だけではなく色んなクラスに友達がいた
もちろん例外なく、歳上にも歳下にもいるのだ

あいつはモテる
女の子にはゆるキャラ的にモテる
決して異性としてモテないわけではないが、ゆるキャラ的なのが強い
男には気が合う気さくな友達としてモテる


そんなあいつに最近恋人が出来たのが原因なのだ
アイツは2歳年上の先輩と付き合っているらしく、よく恋人との惚気話から愚痴まで聞かされる


そこまではまだいいのだ、何が俺をこんなに悩ませるかって?
俺もハンジソンも寮で暮らしており、2人部屋ではあるが俺もハンジソンもルームメイトはおらず、ほぼ1人で使っているので一人部屋みたいなものだ


ハンジソン、アイツは俺の真横の部屋でちょうど角部屋なのである
一人部屋のうえに角部屋であることをいい事にアイツはその先輩を部屋に招き入れるのだ


夜中に親友のイチャイチャしたような声を聞いて寝れるか?否、寝れるわけがない
しかも、アイツ、絶対ヤッてる


アイツの恋人は同性で男である
初め、アイツが男を好きなのだと俺に相談してきた時どれ程びっくりしたか、、まあ、幸いな事に俺は同性愛にあまり偏見はなくすぐ受け入れて、アイツの相談とか色々乗ってやって、結果めでたく付き合ったとさ、そんな良心的な俺にこんな仕打ちをしてくるあのアホズラクオッカ!!


なぜ俺は虚しく、男の!それも親友の!!喘ぎ声を聞きながら眠りにつかなければいけないのか



初めのうちは良かった


俺も女の子の家に行ったりして、そこで発散していたから、だけど、そんなに頻繁にヤレるわけもない、俺はどちらかというと性が薄い方なのだ

なのに、アイツときたら呆れる
初めは月1位でまだ良かったんだ、、最近のアイツのバカップル具合というと多い日で3日に1度、どんなに空いたとしても週に1回はするのだ。

3日に1回なんてできるかぁ!!!っと言ってやりたくなる
お前らガチでどんだけ性欲有り余ってるんだよ!!!!
多い日で3日に1度、少なくて週に1回
隣の部屋で喘ぎ声をあげている親友の声を聞かされるこちらの身にもなって欲しい。



絵を描いていると俺は周りの音をシャットアウトするので絵を描いている時だけはアイツ声を聞かずに済むのだ。

だが、絵を描き始めると途中で辞める事が出来ず、大体は自分が満足して納得するまで描いてしまうのだ。



本人にお前喘ぎ声うるさいとは言えずに3ヶ月がたとうとしていた。
俺も本当にそろそろ限界だった


そんな俺に追い打ちをかけるように、うちの寮長のバンチャンことチャニヒョンに転学で入ってくることになった子が俺のルームメイトになると聞かされる


俺は心の中で嘆いた
神様、俺、そんなに悪いことしましたか?、、何故隣のアホ面クオッカの部屋ではなく俺の部屋にルームメイトなんて送ってくるのですか、、


唯一の俺の安息の地を、、汗臭い男なんて嫌です、、俺は人と仲良くするのがあまり得意な方ではないんです、、何故そんな俺に、ルームメイトなんて、、あぁ、俺の安息の地が
と落胆した昨日の事を思い出す。


重い頭を支えながら、洗面台に立つ
俺の安息の地も今日で終わるのだ
さらば、俺の愛しき一人部屋生活
そんなアホな事を考えながら、今日俺の部屋に来るであろうルームメイトの為に部屋を綺麗に掃除しているのである


部屋の掃除をある程度終わらせて、自分の身支度を済ませて部屋を後にする


朝からとてつもなくデカい声で俺をイラつかせるNo.1ことハンジソンが俺の肩を叩く
「ヒョンジーーン!!!おはよう!!!よく寝れたか!」


よく寝れたかって?寝れるわけが無いだろ!!
このアホ面クオッカ!!心でこのうるさい男の悪口を言いながら、面倒くさそうに答える
「……この、ハンジソンこの野郎、朝からうるさいわ、どうやったらそんな朝から元気になれるの」


俺の不機嫌気味で放った言葉はあいつの耳を右から左へと抜けていったのか、全く別の話になる
「そういえば!お前のとこの部屋!ルームメイトが決まったんだって?!」


こいつ、どこからそんな情報を仕入れてきたのか
「……なんでお前が知ってんのさ」

「リノヒョンがお前のとこルームメイト決まったって」

あのサイコパス兎、、流石だ、あの人はチャニヒョンと仲がいいから何でも筒抜けるのだろう
「……そう、うん、今日来るらしいよ」

「マジかァ、とうとうお前にルームメイトか!いいね!」

「何がいいんだよ、俺の安息の地が誰かも知らない奴に占領されるのが」

「どうするんだよ?すごく気が合うかもしれないだろ?」

「そんな事なかなか起きないし、俺が人と仲良くなるのみる?」

「うーん、あんま見ないな!」

自分で聞いといてあれだか、即答されるとイラつく「……まあ、だから朝から憂鬱なの」

寝不足の俺にはうるさいくらいの声に、眩しい笑顔でにこにこしながら言ってくる
「まあ、大丈夫だって!きっと気が合う良い奴だよ!」


「だといいけど、」

そう言いながら、教室に着いた、俺らは朝が弱く大体先生の1分早く着くのが俺らである
なので、入って席に座るとクラスメイトと話すこと無く授業が始まる

俺は今日の放課後で憂鬱な気持ちと、昨日徹夜したので頭がふわふわして眠たくなっているのであった


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