旧財閥家御曹司の愛妻渇望。 〜ご令嬢は、御曹司に甘く口説かれる。〜
「結鈴さんは、甘いものは好きかな?」
「はい、好きです」
「そうか。ここに併設されているレストランでケーキを売っていてね。そこで買ってきてもらったんだ。天浬、冷蔵庫に入ってるから」
「はいはい」
天浬さんは今まで見たことのない表情でまるで『しょうがないな』と言っているようだった。そういえば何も手伝ってない!と思って立ち上がるが、天浬さんに座っててと言われ大人しく座った。