旧財閥家御曹司の愛妻渇望。 〜ご令嬢は、御曹司に甘く口説かれる。〜
「優しくする。痛かったら、ちゃんと言って」
「……はい。分かりました」
そう答えれば私を見つめ「今夜も可愛いね、結鈴」と囁く。天浬さんは頬に優しく触れると顔を近づけて唇を重ねた。
キスを交わし、天浬さんからの優しい愛撫に快感が走る。この世界には私と天浬さんだけしかいないんじゃないかって思うくらい天浬さんの吐息と私の甘い声が部屋を響かせた。
愛撫を受け彼を受け入れる準備ができ、何も身につけてない中抱き合って彼の熱を注がれたのがわかった瞬間、頭の中が真っ白になり快感に溺れていった……――