旧財閥家御曹司の愛妻渇望。 〜ご令嬢は、御曹司に甘く口説かれる。〜



「……ねぇ、結鈴。俺に会いたいって呟いてたね?」

「っ、はい」

「俺の写真も持ってた」

「うん……」

「それって、俺のこと好きってことでいいんだよね? 勘違いじゃない?」


 勘違いな訳ない……好きだよ。天浬さんのこと好きだし、多分初めてパーティーで会った時から惹かれていたんだと今なら、思う。


「勘違いじゃないです。私も、天浬さんが好きです」


< 49 / 53 >

この作品をシェア

pagetop