旧財閥家御曹司の愛妻渇望。 〜ご令嬢は、御曹司に甘く口説かれる。〜



「……っ、て、天浬さん!? な、何をっ」

「結鈴、もう一度始めたい。俺と、結婚してほしい。これからも、妻になってほしいって思うのは結鈴だけ。……俺は、妻になった人を甘やかしたいって思ってるし愛する自信ならあるんだ」


 立ち上がると手に触れて再びキスを落とす。


「ふふ、天浬さんは初めから変わらないですね。自信に満ちてます」

「自信満々だから」

「そうですね……でも、今度は私も、旦那様を愛する自信ありますよ」


 笑顔で彼と目を合わせて言うとどちらからとではなくお互い、唇を近づけ重ねた。



「結鈴、愛してる。これからもずっと一緒にいよう」

「はい、もちろんです。私も愛してます、天浬さん」
 

 私たちは、二人手を繋いで仲良く浜辺を歩いた。今までデートらしいデートしたことなかったから、たくさん自撮りだけど撮ることが出来てしあわせな時間を過ごした。
 



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