Je t' aime
振り向いてみると、
くりくりのパーマを
あてた女の人がいた。


「って皆バスケ部見学きたんっ?」
そして、あたし達に話し掛けてきた。

誰やねん……。


こいつ!!!


あたしにとっては
第一印象が
衝撃だった…笑



喋り方が…
ぶりっこ…






「あっはい、そうですよ〜♪」





「そぉなんやっ♪何年生っ?」


「中3です。」

「まぢでっ!!じゃあ教えるクラスかもぉ〜♪!!何組なぁん?」



「三組ですよ!」

「あたしは四組です♪」

理沙とあたしが答えた。




てか教えるクラスかもってことは、この人も実習生なんや…。




「まぢで〜多分教えるでっ☆」
嬉しそうにその人が
言った。


「何の教科ですかあ?」



「音楽やで!」



「あ〜!!くるってゆってた!
なんか小雪似の先生とかゆうててんけど…笑」




正直、似てない。







「米ちゃんそんなんゆうてたんっ?ありえんてぃーやし!全然似てないっちゅーねん!」


「米ちゃんって米田?」

「そうそう♪」



米田とは3年生が担当の
音楽の先生で、ちなみに
あたしのクラスの副担だ。




「まあ、美人ってゆうてたし、そこだけはあってるな!笑」


「あっほんまに?ありがと♪」



テンション高いなあ…
実習生のわりには…。



どんな授業やねんな(笑)




それが、あたしの
このぶりっこ先生への
第一印象だった。







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