再縁恋~冷徹御曹司の執愛~
「希和」


情欲の滲んだ目と声に、鼓動がどんどん速まり、心が占拠されていく。

胸に下着越しにキスをされ、もどかしさで腰が浮く。


「可愛すぎて、困る」


つぶやく声が耳を掠める。


触れる手つきは優しいのに、熱い唇と舌が容赦なく私を攻め立てる。


「惺さ……ん!」


下着を取り払った大きな手が私の胸の形を自由に変える。

同時に口づけられ、熱い感触に腰が揺れてしまう。

胸元に散った赤い花がどんどん私を追い詰め、昂らせていく。


「やっぱり細いな、壊しそうだ」


眉尻を下げてささやく声が朦朧とした意識の中で響く。

骨ばった指がおへそを辿り、わき腹に触れ、さらに唇で辿る。

首に回したはずの手はすでに外れて、今はシーツを掴むしかできない。


「全部、見せて」


とろりと甘い、蜂蜜のような声に誘惑される。

スカートとストッキングを手早く取り払った彼に膝に口づけられ、思わず高い声が漏れた。


「そんな、ところ、ダメ……っ!」


「全部可愛いし、触れたい」


抗議の声をあっさり聞き流し、太ももの内側に口づける。

私の反応を楽しむように、下着越しにキスを繰り返し脱がせていく。

羞恥に泣きそうになり、慌てて足を閉じようと試みるが、足の間に入り込まれて逃げられない。
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