世界で1番可愛い君
咲良side
【咲良side】
「で?お隣のイケメンとはどうなのー?」
「どう、って…?」
放課後。
お団子頭がトレードマークの私の友達、
菜穂ちゃんがニヤニヤしながら私の席にやってきた。
「いやぁ…、だって好きなんでしょー?」
「まあ、、そう、だけど…」
菜穂ちゃんのいう、”お隣のイケメン”というのは私の隣の家に住む杉原琉斗の事。
現在高校3年生。そして私の……
初恋の相手。
私は”りゅうちゃん”って呼んでる。
物心ついた時から私の近くにはずっとりゅうちゃんが居て、りゅうちゃんと一緒に育ってきた、と言っても過言では無い。
お兄ちゃん的存在…だけど、私は…
お兄ちゃん、じゃ……嫌、だったりする…。
***
「ボール!そっちいったよー!」
……りゅうちゃんは、ちょっと意地悪だけど、そこがいい、っていうか……。
なんだかんだ言って、
誰よりもかっこよくて、優しいし…。
「さらー!さら、ってばー!!」
……りゅうちゃんは私の事…、妹的存在としか思ってないのかな…。
そう見られたくなくて。
1人の女性として見られたくて。
最近はファッション雑誌読み漁って、オシャレで可愛い女の子になろう、って努力してるのに…、子供扱いなままな気がする!
あぁ……もう!どうすれば……。。
「で?お隣のイケメンとはどうなのー?」
「どう、って…?」
放課後。
お団子頭がトレードマークの私の友達、
菜穂ちゃんがニヤニヤしながら私の席にやってきた。
「いやぁ…、だって好きなんでしょー?」
「まあ、、そう、だけど…」
菜穂ちゃんのいう、”お隣のイケメン”というのは私の隣の家に住む杉原琉斗の事。
現在高校3年生。そして私の……
初恋の相手。
私は”りゅうちゃん”って呼んでる。
物心ついた時から私の近くにはずっとりゅうちゃんが居て、りゅうちゃんと一緒に育ってきた、と言っても過言では無い。
お兄ちゃん的存在…だけど、私は…
お兄ちゃん、じゃ……嫌、だったりする…。
***
「ボール!そっちいったよー!」
……りゅうちゃんは、ちょっと意地悪だけど、そこがいい、っていうか……。
なんだかんだ言って、
誰よりもかっこよくて、優しいし…。
「さらー!さら、ってばー!!」
……りゅうちゃんは私の事…、妹的存在としか思ってないのかな…。
そう見られたくなくて。
1人の女性として見られたくて。
最近はファッション雑誌読み漁って、オシャレで可愛い女の子になろう、って努力してるのに…、子供扱いなままな気がする!
あぁ……もう!どうすれば……。。