世界で1番可愛い君
「ぶつかるよーー!あぁ!あぶない!」
ーードンッ!!!
「いったぁ……っ」
その時。
りゅうちゃんの事で頭がいっぱいの私の顔面にボールが直撃した。
そうだ……。
今は体育でバレーボールをやってたんだった。
私はすっかり上の空だったようだ。
「咲良!?大丈夫!?」
「ごめんっ、ボーとしてた……」
慌てて菜穂ちゃんが駆け寄ってきてくれた。
ーーポタ…
あ。鼻血……。
「きゃー!咲良!大丈夫!?」
体育館の床にポタポタと落下する赤い血を見てさらに心配されてしまった。
***
それから菜穂ちゃんに付き添ってもらって保健室に行った私。
今は鼻血もすっかり止まって
ベッドで横になってる。
「お母さん迎えに来てくれる、って」
「あ……はい」
ただの鼻血なのに…、
早退する事になってしまった。
ちょっと頭がクラクラする、って
訴えただけなんだけどなんだか話が
大事に〜〜…。
まぁあとは6限だけだからいいんだけど…
6限、私の大っ嫌いな数学だったし!
って!そういう問題じゃないぞ、私!
なんて心中はそこそこハイテンションなまま
お母さんが迎えに来るまで眠りについた。
ーードンッ!!!
「いったぁ……っ」
その時。
りゅうちゃんの事で頭がいっぱいの私の顔面にボールが直撃した。
そうだ……。
今は体育でバレーボールをやってたんだった。
私はすっかり上の空だったようだ。
「咲良!?大丈夫!?」
「ごめんっ、ボーとしてた……」
慌てて菜穂ちゃんが駆け寄ってきてくれた。
ーーポタ…
あ。鼻血……。
「きゃー!咲良!大丈夫!?」
体育館の床にポタポタと落下する赤い血を見てさらに心配されてしまった。
***
それから菜穂ちゃんに付き添ってもらって保健室に行った私。
今は鼻血もすっかり止まって
ベッドで横になってる。
「お母さん迎えに来てくれる、って」
「あ……はい」
ただの鼻血なのに…、
早退する事になってしまった。
ちょっと頭がクラクラする、って
訴えただけなんだけどなんだか話が
大事に〜〜…。
まぁあとは6限だけだからいいんだけど…
6限、私の大っ嫌いな数学だったし!
って!そういう問題じゃないぞ、私!
なんて心中はそこそこハイテンションなまま
お母さんが迎えに来るまで眠りについた。