ポンコツ魔女は王子様に呪い(魔法)をかける
「ビクビク反応しちゃって可愛いね。これならこの石鹸のぬるぬるが無くても挿入できるくらい濡れてくれるかな」
「待っ、んんぁ……っ」
「ははっ、そんなに気持ちいい? こんな気持ちいいこと、師匠にはさせちゃダメだからね」

“なんでここで師匠?”

 どこかぼんやりとしながらメルヴィの言葉を聞くが、どこか異国の言葉のようにうまく理解できない。
 わかるのは、ひたすら私の胸を弄ぶように触れ続ける彼の手が気持ちよくて。

「ん、んんッ」
「どんどん乳首が固くなるね。ねぇ、リリはどう触れてほしい?」

 どう、と聞きながらきゅっと軽くつねられる。
 ビリビリとしびれるような快感に襲われた私は息を詰めるしかできなかった。

 後ろから摘まみ、捏ね、つねられる。
 赤く尖った先端は、メルヴィが繰り返し刺激を与えるせいでぼってりと少し腫れているようにも見えた。
 
 まるで果物のようになった乳首が私の羞恥を煽り、彼の手ごと包むように隠そうとするが、どんなに押さえても弄る指を止める気がないメルヴィは親指と人差し指で摘まんだ乳首をくりくりと転がし続ける。
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