ポンコツ魔女は王子様に呪い(魔法)をかける
20.何に怒っているの
「ね、手、どけて?」
「え……」
「前も見たでしょ?」
「それはそうだけど、でも、ここ明るくて」
胸を両手で隠しながら、この手をどけるべきか迷う。
いつまでも隠していられるわけではないことも、すでに以前見られていることも理解しているが、だがこの体勢で手をどけるとメルヴィの目の前に晒してしまう。
彼が舌を伸ばせば触れられるほどの距離感。
腰を掴まれているので離れることも高さを変えることも叶わない。
“指で少し触れられただけで苦しいほど気持ちよかったのに”
もし舌で……なんて、想像するまでもなく気持ちいいに決まっている。
こんなに明るくすべてが丸見えになってしまう場所で暴かれる自身の痴態を考えれば、どうしても胸を彼の前で露にすることが躊躇われたのだが。
「リリが自分からどけてくれないのなら、俺が剥がすしかないね」
「っ」
「支えてる腰を離して、両手でリリの腕を掴んで左右に開けたら、舐められたくて立ってるその乳首をいっぱい吸ってあげる」
「な、なんでそんな、そんな言い方ばかり……!」
「え……」
「前も見たでしょ?」
「それはそうだけど、でも、ここ明るくて」
胸を両手で隠しながら、この手をどけるべきか迷う。
いつまでも隠していられるわけではないことも、すでに以前見られていることも理解しているが、だがこの体勢で手をどけるとメルヴィの目の前に晒してしまう。
彼が舌を伸ばせば触れられるほどの距離感。
腰を掴まれているので離れることも高さを変えることも叶わない。
“指で少し触れられただけで苦しいほど気持ちよかったのに”
もし舌で……なんて、想像するまでもなく気持ちいいに決まっている。
こんなに明るくすべてが丸見えになってしまう場所で暴かれる自身の痴態を考えれば、どうしても胸を彼の前で露にすることが躊躇われたのだが。
「リリが自分からどけてくれないのなら、俺が剥がすしかないね」
「っ」
「支えてる腰を離して、両手でリリの腕を掴んで左右に開けたら、舐められたくて立ってるその乳首をいっぱい吸ってあげる」
「な、なんでそんな、そんな言い方ばかり……!」