ポンコツ魔女は王子様に呪い(魔法)をかける
「なんでもしていい、かぁ」
“外には勝手に出ないように言われたけど、城内なら自由にしてていいって言われたのよね”
ならばまず最初にするべきはここに来た目的でもある王城探索!
そう結論付けた私はウキウキと部屋から一歩を踏み出し、ハタ、とあることに気が付いた。
“……ん? 外に出ることは許されてないって考えると、これ本当に自由なのかしら?”
もしやこれ、ゆるい軟禁――……
「ま、いっか! どうせ魔法が解けるまでだろうし、それに城内は広いもの! 気になるところがいっぱいあるからきっと飽きないわ!」
そう気を取り直した私は、改めて王城探索への一歩を踏み出したのだった。
長い廊下を進みながら、豪華そうな部屋の扉を片っ端から開けてみる。
貴賓室だったり、休憩室だったり。
誰の物でもなさそうなさまざなサイズのドレスが大量にある衣装室もあった。
「夜会とかでドレスを汚す人、いそうだものね」
“外には勝手に出ないように言われたけど、城内なら自由にしてていいって言われたのよね”
ならばまず最初にするべきはここに来た目的でもある王城探索!
そう結論付けた私はウキウキと部屋から一歩を踏み出し、ハタ、とあることに気が付いた。
“……ん? 外に出ることは許されてないって考えると、これ本当に自由なのかしら?”
もしやこれ、ゆるい軟禁――……
「ま、いっか! どうせ魔法が解けるまでだろうし、それに城内は広いもの! 気になるところがいっぱいあるからきっと飽きないわ!」
そう気を取り直した私は、改めて王城探索への一歩を踏み出したのだった。
長い廊下を進みながら、豪華そうな部屋の扉を片っ端から開けてみる。
貴賓室だったり、休憩室だったり。
誰の物でもなさそうなさまざなサイズのドレスが大量にある衣装室もあった。
「夜会とかでドレスを汚す人、いそうだものね」