大切なあなたへ
06.17 (土)
バイトの休憩中姉との電話
「ばあちゃん、どんな感じ?」
「なんか大丈夫そう。今もお母さんに悪態ついちょるわ~」
「そっかぁ。やっぱり私も会いたいわ~」
「そうねぇ。帰ってこれるなら帰っておいで~月曜の昼には〇兄ちゃん家に移るっぽいから」
祖母の最期は〇兄ちゃん、私から言えば叔父さんの家で叔父さんたちの兄弟と孫で看取りたいらしい。
そこで、がんを患ってから過ごした私の実家ではなく叔父の家に移るらしい。
だから、帰るなら日曜日に帰るしかない。叔父の家に行く前にもう一度会いたかった。
「わかった。姉ちゃん。やっぱり帰るわ。店長に相談してみる。急だから帰るのがもしかしたら夜になるかもしれんけど、帰るってお母さんに言っちょってくれん?」
そういって電話を切った。
休憩後 店長に相談した。
明日、休みをくれませんか。祖母が、本当に危ないらしくて、どうしても会いたくて、と
店長は人を探してみるから と言ってくれた。
だが、結果
変わりが見つからなかった。
いいのだ。私のわがままだ。これがアルバイトだとしても、仕事だから仕方がない。自分に言い聞かせた。